フアちゃんは伊那市の とっても優しく愛情深いご家族に家族として迎えられ
「くぅちゃん」 というお名前になりました。
生まれながらに優しくおっとりした キジ白先住猫のお兄ちゃんと
小さなワンちゃんのパピヨンお姉さんもいるお宅です。
このお宅に行ってまだ数日。
でも お母さんはこうおっしゃいます。
「くぅちゃん、もっと前から一緒に居たような…。
私が今まで出逢った猫たちの生まれ変わりかも？ってくらい自然な存在です。」
お母さんの晩酌にお付き合いしたり。
高校生のお兄ちゃんのゲームにお付き合いしたり。
先住お兄ちゃん にゃんた君のシッポにじゃれたり。
（たまに ウルサイ！ シャーって言われてます）
先住のパピヨン犬 ヒメタンちゃん に気に入ってもらって。
あっという間になじんで 楽しそうに暮らしています。
くぅちゃんは 何も怖がらないし おっとり優しい性格で
お父さんにも寄り添って寝たりするので お父さんもくぅちゃんを大好きになってくれたようです。
愛知の大学に行っている二人の娘さんと 毎日ビデオLINEでつながって くぅちゃんの様子を知らせていて
愛知県の新型コロナ非常事態宣言が解除されたら すぐ会いに来てくださるそうです。
高校生のお兄ちゃんの膝も大好き
お母さんも大好き
くぅちゃんが少し前まで寒空の下で暮らしていた時
お母さんとお兄ちゃんが野生生物に殺されてしまい
エサやりさんが急いで保護してくださって このご家族の元に来ました。
エサやりさんのNさんは ほんとうに小さくて成長しないくぅちゃんを見ていて
「大きくなれない猫さんかも」
と心配していたそうです。
でも、イエネコになったとたん
数日でグングン大きくなってしっかりしてきました。
保護ボランティアにとっては定説なのですが
「保護したとたんに大きくなり始める」 のです。
複数兄弟の子猫を数週間かけて保護すると
（一度に保護できることはまれで、ボランティアはずっと張り込みして寝不足になり 休みなく保護するのです。皆さんのお宅に迎えられ幸せになる子猫たちの多くが このように保護された子です。）
先に保護された子はぐんぐん大きくなり 後で保護された子とは大きく差が開きます。
それほど 外での生活は過酷です。
外で飛び回る子猫を見て
「ほほえましい」 と思っていらっしゃるとしたら それは大きな誤解なのです。
獣の危険、病気、交通事故
近所でノラさんによる子猫が生まれていて いずれいなくなる
それは 多くの場合 亡くなっているのです。
くぅちゃんは ノラさんの子供として生まれた子猫の中ではとてもラッキーでした。
優しい家族みんなのことを大好きなくぅちゃんは
家族みんなから愛されて とっても幸せになれました！
