marmalade cat マーマレードキャット

TNR &猫保護 をやっています。

茶白くんと サビちゃん。切っても切れない仲良し。

大きな茶白くんと  小柄な女の子サビちゃん

とっても仲良し。

 

2匹とも 1~2才だそうです。

 

 


離すことはできない仲良しの猫。 茶白くんとサビちゃん。

 

 

松本市浅間の高齢の女性からのご依頼で

 

ゴハンをあげている2匹のノラ猫さんがいます

避妊費用を出しますから 女の子だけ避妊をして できればイエネコにしてあげてほしい

もうすぐ出産シーズンを迎えますから

とのこと。

 

 

わたしは

2匹は仲良しではないのですか?

1匹だけ連れてきてしまったら 残ったオスは悲しくないですか?

他にもたくさんの質問をしました。

同じ方向から ゴハンを食べに来ますか?

同じ時間に来ますか?  などなど。

2匹が仲良しだったら 人の勝手で引き離すようなことがあってはいけない、絶対に!

そう思っているからです。

 

 

 

でも

2匹は トモダチではなく 別々にゴハンを食べに来る

仲良くしている様子もない

とのことだったので

 

いずれ男の子も去勢してくださるようお願いして

まずは 女の子のサビちゃんだけを保護して 手術とワクチンをして

わが家に保護しました。

 

 

サビちゃんは 垂れ目というか

猫には珍しい いつも困ったような顔をしていて  見るたびについ笑ってしまう

とっても困った顔をしているけれど

いつもゴキゲンなサビちゃんです。

 

 

とっても良い子で どの猫さんと仲良くするし

人に対しても  最高に甘えん坊!

 

保健所HPやブログに載せるまでもなく

すぐに里親さんが決まりました!

 

 

行き先が決まりました、と 相談者の高齢の女性に連絡したら

「残った茶白のオスが ゴハンを食べなくなった、あの食いしん坊が こんなこと初めて」とおっしゃっていて

 

「もしや!!!」

と  すぐに浅間に車を走らせ 現地で待つこと数時間

茶白くんを捕獲できました。

 

 

家に帰って サビちゃんと茶白くんを一緒にケージに入れてみたら

冒頭の動画のとおり…

「会えて良かった!」 と 喜び合う2匹を見て ただただ 泣けてしまいました。

 

「引き離さないでよかった…!」

 

 

翌日 検査してもらったら 茶白くんはエイズ陽性でした。

白血病は陰性。

 

(ちなみに サビちゃんは どちらも陰性。)

 

 

エイズに関しては

10年以上前とは全く違う状況になってきました。

 

イエネコとして暮らすエイズ陽性の猫さんは

ほんとうに発症しなくなってきました。

エイズに感染していることと、発症することは、別物。

感染していても 発症しなければ普通の猫さんと同じ状態で暮らせます。)

 

この点に関しては ボランティアが一番感じていると思います。

ボランティアは 年間、何十、何百、という猫さんたちを扱っているからです。

 

完全室内飼いが多くなり

家の中の気温差が少ない住環境になり

キャットフードの栄養がたいへん向上してきた

 

ここらへんが 発症がほとんどない理由だと思います。

 

エイズの猫さんを迎えた、というネットの話題を見ると

コメント欄に

「うちのエイズの猫も 老衰で亡くなるまで発症せず 寿命を全うしました!」

というようなコメントが

何十、何百と 書き込まれる

 

感無量!

こんな時代が来るとは!

 

 

 

この茶白くんと困り顔のサビちゃんを

ひたすらに愛してくださるご家族がみつかりますように。

その人たちを 2匹はひたすらに愛することでしょう。