様々な理由があって
ノラ猫さんをイエネコ修行して、イエネコにしています。
その際私は、かなりの時間をかけても
その猫さんの事情を知ろうとします。
知らない家のチャイムを押し
道行く人に声をかけ
あの家の人が知っているかも と聞けば、その人が帰るのを待ち
できる限り ノラ猫さんの事情をつかみます。
「ああ… この猫さんは可哀相だから、すぐにでも保護して、健康を回復させ、飼い主さんを募集しよう!」
とは、ならないのです。
その理由は、どんなにたくさんの言葉を綴るよりも
この動画を見ていただければ一目瞭然ですから
よかったら見ていただけますか?
'HELP!' Stray Cat Pleads For Helping His Friend Be Treated (Part 2) | Animal in Crisis EP104
猫には猫の
友人・家族がいます。
人間の一時的な憐れみで 引き離してはいけない友情や家族愛があります。
少し前のブログの、ケガだらけの、 グレーのテンちゃん。(現ネロくん)
彼の場合も、彼が我が家でイエネコ修行している間
ちょっとでも時間が空けば、うちから30分かかる現場に通い詰めて
人々の家のチャイムを押し、聞き込みを続けました。
その地区の猫事情をだいぶ知るくらい聞き込みを続けました。
それによって
・テンちゃんが黒猫の女の子と一緒に あるボランティアさんのお宅でゴハンをもらっていたこと、
・でも、その黒猫ちゃんは、テンちゃんとは別の空き家に住んでいて、テンちゃんと友達というわけではないこと、
(空き家の隣の家の方に、空き家に来る黒猫の写真を撮ってもらって、同一猫であることをエサやりさんに確認済み)
・テンちゃんは、白茶のオス猫(後に捕獲して去勢、リリース)からここでもあそこでもいじめられて大けがをし続けていたこと、
・テンちゃんはいつも、単独で行動していたこと、
などなどが だんだんわかって
初めて その時点で
テンちゃんと一緒にセットで里親さん宅に行くべき猫さんはいない、仲良し猫さんを捕獲しなくて良い、
と判断しました。
ニンゲンの勝手な憐れみで
猫さんの一生をかけた思いを分断しないように と願ってはいますが
きっとうまくできなかったことも多いだろうな… あの子は本当にあれで良かったのかな… あの子は…? と眠れない夜もあります…。